「眠る」「食べる」ときのちょっとした習慣で、美人になって若返る!
アンチエイジングデザイナー・村木宏衣が伝授!大人のための“美人習慣”-⑤
■食べ方ひとつで若さもメンタルも変わってくる?
◎「7・7・7」ルールで噛む
一般的に、唾液をよく出して歯の健康を守るため「食事ひと口につき30回噛みましょう」といわれていますが、続けるのはなかなか難しいのではないでしょうか。私が行っているのは「7・7・7」回、噛む方法です。
まず左右どちらか片方で7回噛み、次に反対側で7回噛みます。そして、噛みにくいと感じたほうでまた7回噛みましょう。人は誰でも無意識に自分の得意なほうで噛んでしまいがちですが、「7・7・7」を実践すると両方を使えて噛みぐせを改善できますし、最低限これだけ噛めば、唾液や「パロチン」も出やすくなってきます。
パロチンには、骨や歯の再石灰化や軟骨の増殖を促したり、新陳代謝を活発にしたりする働きがあります。更年期障害や白内障の治療薬としても使われてきたことから「老化防止ホルモン」ともいわれる、全身の若々しさを保つ成長ホルモンの一種です。
また、噛むという一定のリズム運動には、幸せホルモンであるセロトニンを分泌する効果もあるそう。ぜひ、毎食ごとに意識して行ってみてください。
◎ストレス発散で「やけ食い」…その代わりにするべきことは?
やけ食い、やけ酒でストレスを発散する方は多いと思いますが、私はもともと胃腸が弱いので、そういうことができません。そんな私のストレス発散法は、ひたすらコンディションを整えること。消化のいいものを食べ、アロマの香りをかぎ、気の流れがいいといわれる神社やホテルのラウンジなどに行ったりして、リセットとコンディションアップに努めます。
結局、やけ食いしたところで根本の問題は解決しないもの。それなら、リセットしながら自分のコンディションを上げていたほうが、問題に対処するエネルギーも湧いてくると思うのです。つらいときほど体をしっかりいたわってあげることが、心のためにも美容のためにも効果的といえます。
■即効リフレッシュ!「耳ほぐし」のメソッド
ちょっと気持ちが落ち込んでしまったとき、疲れやストレスを感じたとき、手軽にスイッチを切り替えられるメソッドを紹介しましょう。私の場合は集中したいときに、いつでもどこでも行っています。
※本書『おとなの美人習慣』ではイラスト付きで解説しています
(1)耳を親指と人差指ではさみ、引っ張りながら全体をまんべんなく揉みほぐす
(2)耳を引っ張りながら、目を閉じて鼻から息を吸う。目と目の間、鼻の骨の奥に息を入れ、口から吐き出す
耳にはたくさんのツボが集まっているといわれており、頭の筋肉ともつながっています。両手で耳をよくほぐすと、頭の緊張がほぐれ、視界がパッとクリアになります。さらにリンパの通りがスムーズになって、顔まわりのスッキリ効果も。
ポイントは、目を閉じながら呼吸すること。こうすると、リフレッシュ効果がより高まります。
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